DSM-IV-TRによるパニック発作の診断基準より加筆修正
強い恐怖や不快を感じるはっきり他と区別できる期間で、
そのとき、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、
10分以内にその頂点に達するか?
上記のような判断基準が設けられています。
パニック発作の種類は三つあります。
何かをきっかけにパニック発作が起きたり、それを予期したときに発作が起こります。
例えば、電車に乗るのが恐怖に感じている人が、実際電車に乗ったり、
電車に乗ることを考えただけで発作が起こる場合。
社会不安障害やある特定の恐怖症、強迫性障害、分離不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、
うつ病、境界性人格障害などの病気で起こることも多いです。
きっかけになるものはあるが、毎回必ず起こるとは限らない。
電車に乗っている時に起こりやすくても、乗っていて起こらない場合もあるなど
なんのきっかけもなく突然起こるケースで、
この場合がパニック障害として多く、これがどんどん不安を募らせるのです。
このケースでは、睡眠時に起こることもあります。
突然苦しくなり起きてしまったりする為、不眠症を併発することもあります。
パニック障害による身体症状では、動悸・心悸亢進が一番多く、続いて息苦しさ・呼吸困難、
そしてめまい・ふらつきの順に多いのです。
いわゆる自律神経失調症の症状が多いため、自律神経の乱れが非常に関連しています。
また精神症状で一番多いのは、「死への恐怖」ですが、
その次に「気が狂うのではないかという恐怖感」の順に多いのです。
「心臓がドキドキする」という人がいますが、
パニック発作では、「心臓が口から飛び出しそう」とか、「破裂しそう」などと言う人も多くいます。
自律神経失調症で起こる場合は、ここまでの動悸はありません。
「息苦しい」などを訴える患者さんは、「呼吸が止まりそう」「酸素が少ない気がする」
「自分で呼吸をコントロールできなくなった」などと言います。
呼吸が乱れて呼吸困難に陥ることが多いのですが、これは、過換気症候群に似ています。
この過呼吸発作は、血液中に酸素が増えすぎて呼吸困難になりますので、
紙袋などで口と鼻を覆い吐いた息を吸うと良くなります。
パニック発作との合併症状としてあらわれることも多いのです。
死んでしまうのではないかという強い恐怖感を伴うパニック発作が原因で、
その後また起こるのではないかという不安にさらされてしまうのが「予期不安」と言います。
たとえば...
これらの思いが強くなってきます。一度だけのパニック発作で予期不安になる人もいるし、
何度か繰り返してから出てくることもあります。
以前に発作の起こった場所や状況などが引き金になって、
また起こるのではと不安が強くなります。
頭の中にその不安がこびり付いていると、
そのことを考えてしまっただけで予期不安は大きくなってしまいます。
例えば、以前電車の中でパニック発作が起きたことがあるとしたら、
「今日これから電車で出掛けよう」と家の中で考えただけで
予期不安がどんどん頭の中に入ってきてしまうのです。
このように、頭の中でその出来事を想像するだけで、不安が強くなり、
頭を締め付けられるようになってしまうのです。
この発作を起こす元は自律神経の乱れなのですが、
自律神経は創造と現実の区別がつかないため、
想像しただけで、心臓がドキドキしたらり、苦しくなったりしてしますのです。
そしてこの自分の体の反応に更に不安になって症状が強くなっていくという悪循環にはまりこみます。
元々人間には、想像する能力が備わっています。多少の予期不安的要素は皆さん持っているのです。
「何か起きたらどうしよう?」などと考えたりします。
雪が降った次の日に、外を歩くときは、一度雪道で転んだ経験がある人は、
「あの角で滑って転ぶかもしれない」、怪我をしたらどうしようと思い、一歩一歩ゆっくり歩こうとします。
このようにすこし心配症になるものなのです。
他人から見たら心配症ですむので、病気ではありません。
パニック障害の症状で出る予期不安の場合は、心配症レベルではなく、
脳の中(心)の不具合によるもので起こるのです。
広場恐怖もパニック障害で起こる症状の一つです。
ここでいう広場とは、公園などの広い場所という意味ではなく、
その場から逃げ出せない所・すぐに助けを求められない所・
発作が起きたら人前で恥をかいてしまうような所などのことを言います。
パニック発作というのは、本来突然起こるものですので、
その場に居たから起こるというものではありません。
しかし、パニック発作の恐怖が頭に残っているために、発作が起きた場所を覚えていて、
その影響だと強く結び付けてしまうようになってしまうのです。
一度、その場に行ったことで、予想通りにパニック発作が起きると、
その考えは間違いないというように、インプットしてしまいます。
こうなると、その場所をどんどん避けて過ごすようになってしまいます。
何か内因的なものから湧いてくる恐怖なのです。
または、同伴者がいればどうにか行けるといったケースも出てきます。
初めに一人で居る時にパニック発作が起きてしまった場合は、
「一人」というのがインプットしてしまいますので、家の中に一人でいることの恐怖が出てきて、
誰かが居ないと家の中に一人で居れないようになってくることもあります。
広場恐怖では、電車・バス・車・図書館・映画館・美容院・歯科医院・
人ごみの中・デパートなどがダメなことが多いのです。
パニック障害にかかり、パニック発作が多く見られる状態になると、
「うつ病」を併発するケースも少なくありません。
「予期不安」「広場恐怖」などのいう不安がいつもあり、
物事を楽しめない・いつも神経過敏・悲観的・好きなことにも楽しめなくなる、
今まで出来ていたことが出来ないなど、マイナスな精神状態が続き「うつ病」へと移行したりします。
パニック障害と診断されないでいると、
治療が遅れ、かなりの確立で「うつ病」にかかってしまいます。
また、パニック障害が治まるとうつ病が強くなり、
うつ病が治まるとパニック障害が出てくるというケースもあります。
主な「うつ病」の症状は、だるさ・食欲不振・睡眠障害・口の渇き・めまい・不整脈・動悸などがあります。
通常、パニック障害によるうつ状態は、正しい治療をすれば比較的に早くに改善方向に向かいます。
パニック障害とは・パニック発作の症状
パニック障害の原因・パニック発作改善への対策
パニック発作は自律神経の乱れが起こします。
当院では自律神経の乱れ整える整体を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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