今昔物語 荒木晶子 VOL.5

ところが、その頃に色々と経験出来たのが功を奏し、当時登録していた派遣会社から、とある出版社を紹介していただきました。
高校の頃から愛読していたファッション誌等を出版していた会社だったので、喜んでお返事させていただきました。

所属は広報や宣伝の部署だったので、仕事内容は広告やホームページ、社内報などの制作管理、ニュースリリースやメルマガの配信、など多岐にわたりました。
原稿のチェックも大切なので、一日の大半が、雑誌や小説の原稿を読んでいるなんてこともありました。端から見たら遊びに見えるかもしれませんが、マンガも雑誌も真剣に読んでいたのです!

先輩や仲間にも恵まれ、一緒に美味しいランチのお店を開拓したり、仕事が早く終われば呑みに行ったりしていました。
でも、基本的には毎日が締め切りで、慌しく過ごしていたような記憶が…。
誤字脱字や受発注ミスに怯えつつ、仕事の夢を見る日もありました。
つかの間の休日は井の頭公園でまったり過ごすか、趣味のバンド活動というサイクルでした(笑)

そんな毎日を送っていたある日のこと。
あれは忘れもしない、当時のバンド仲間の友人のジャマイカ人夫婦が、私の2DKのアパートにショートステイしていた時のこと。
普段は食べないクジラのお刺身を食べ終わって食器を洗っていた夜でした。
ん!?手の感覚がヘン!凄く痒~い!
そうなんです。謎の蕁麻疹が発生したのです!

ジャマイカン夫婦が帰国した後も毎日のように発疹し、ある時なんかは、生のボタン海老でアナフィラキシー症状が出たこともありました。
口の中から内臓の腫れ、呼吸困難、血圧低下、意識低下など...しばらく安静にしていたら治りましたが、危ないところでした。

毎日の蕁麻疹に関しては治らず、何件病院をまわっても原因不明かストレスと言われるばかりで、殆どの病院ではステロイド軟膏と抗ヒスタミン剤、抗生物質という処方でしたが一向に良くなりませんでした。

その頃から、謎の蕁麻疹を改善させるべく、健康に関する研究という名の人体実験が始まったのです。


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